「元本防衛型」投信?
- 2017/06/24
- 10:00

6月16日の日経新聞に「元本防衛型」投信の記事が出ていました。
個人向け投信、損失限定
三井住友銀行は7月から預金の受け皿となる新型の公募投資信託を販売する。 (中略) 今回の「元本防衛型」と呼ばれる商品は、元本を守る防衛ラインを設けて、投資家が受ける損失を一定に抑える「下限限定型」だ。 (中略) 下値を9000円と定め、その後価額が9000円を下回っても投資家がそれ以上の損失を負わないようにする。 (追記 : 繰上げ償還される) 最大の特徴は、基準価額が一定以上上がると元本が事実上保証される点だ。 たとえば、基準価額が1万6000円に届くと、1万円が防衛ラインとなり、手数料などを加味しなければ事実上、元本が保証される。 (6月16日 日経新聞)
個人的にはリスク投資をしている以上、基準価額の上下は当然。 それにいろいろな条件がつくと、その分コストがかかってしまい、投資効率が下がるような気がします。
知らないうちに10%もの変動がありうるのは株式を主体とした投信かと思いますが、10%の下落があれば、10%の上昇もあるので、10%下がった時点で自動的に繰上げ償還されてしまうと、10%の上昇の機会を逸してしまいそう。
また信託報酬も年1.44%と高めになる模様。
それでもフランスではこのような「保証付き商品」が投資信託市場で広まっているとのことなので、日本でも広まるかもしれませんね。
それどころか、フランスより日本の方が元本割れするリスクへのアレルギーが大きいような気がしますので、日本ではもっと普及するかも。
いずれにしても、ハードルの低い投信がどんどん出て、広まっていくといいですね。
(信託報酬が高いので、逆に証券会社の格好の販促投信になってしまう可能性もありますが。)
(投資判断は自己責任にてお願いします。)

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