「考えないマネー」 ETF膨張って言われても。。
- 2018/06/09
- 10:00

インデックス投資がどんどん増加しているそうです。
他の方も引用されておられましたが、こんな記事が出ていました。
「考えないマネー」 ETF膨張
指数と同じ運用成績をめざすETFの膨張が止まらない。 世界のETFの4月末の時価総額は4兆9690億ドル (542兆円) と07年末の5.8倍に増えた。 (中略) ETFの膨張は新たな問題を引き起こしている。 ETFは業績の良しあしに関係なく、指数に入っている銘柄を機械的に買う。 (中略) ピクテ・アセット・マネジメントのルノー・ドゥ・プランタ会長は「指数マネーが支配する世界が理想郷だとはとても思えない。」 と警戒する。 (5月23日 日経新聞)
インデックス投資を否定するような記事ですが、大部分のアクティブ投資よりインデックス投資の方がパフォーマンスがよくなるのであれば、インデックス投資が増えていくのも仕方がないような気がします。特に自分のような投資素人には。
アクティブファンドを運用したい証券会社はETFのような儲からない、インデックス投信ばかりが売れるのは面白くないでしょうけど。
ただ、誰もインデックス投資が支配する世界が理想郷なんて思っていないですよね。
弊害が実際に目立ち始めたのが米国だ。 ブラックロック、バンガード、ステート・ストリートのETF運用 「ビッグ3」 の寡占が進み、米大型株のほぼすべてについて3社合計で4分の1から3分の1の株を握る。 ある企業の大株主がライバル企業の株も持つことになり、企業間の自由な競争を阻む恐れが出ている。 (5月23日 日経新聞)
確かに一部の企業が業界の株式を牛耳るような状況は問題がありそうです。
これからインデックス投資への投資金額が増え過ぎると、いろいろな弊害がでてくるかもしれませんね。
米国ではビッグ3のような「共通株主の増加」が航空チケットの料金アップや銀行手数料アップにつながる事例もでてきているそうです。
それにしてもインデックスとは言え、自分の資産を株式に投資すること自体、いろいろなリスクを考え、覚悟した上での投資行動であって、「考えないマネー」というのは言い過ぎでは。。
日経新聞って、インデックス投資に対してネガティブな記事が多いような気がするのは自分だけでしょうか。
アクティブ投資に関連するスポンサーが多いのかな? と邪推してしまいます。
(投資判断は自己責任にてお願いします。)

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