企業型確定拠出年金 「投信運用が基本」 になるかもしれませんね。
- 2019/09/25
- 10:00

日本でも浸透してきた企業型確定拠出年金ですが、いよいよ”投信運用”が基本になりつつあるようです。
「投信運用が基本」 じわり
投資信託によるリスク運用を初期設定(デフォルト)とする企業の確定拠出年金(DC)が増え始めた。 DCの窓口業務などを担う運営管理機関大手10社によると、2018年度末で1年前の2.7倍になった。 預金など元本確保型の商品ばかりだと運用成績はかえって伸び悩む可能性がある。 (8月18日 日経新聞)
企業型確定拠出年金。 自分でも上限金額まで拠出しています。
ただ、初期設定商品(デフォルト)について、これまであまり投資信託がデフォルトに設定されることはなかったようですが、最近、だんだん変わってきているようです。
投信を「初期設定」にするDCはこんな感じで増えているそうです。
2016年 : 約100億円
2017年 : 約200億円
2018年 : 約500億円 ・・・
さらに、初期設定される投資信託として”ターゲット・デート・ファンド」が軸になっていきそうな感じがします。
ターゲット・デート・ファンドというのは、”投信の保有者が若いうちは株式の比率を高めて積極的にリターンを狙い、退職時期が近づくに近づくと債券中心の安定運用にシフトする”投信です。 それも自動的にシフトしてくれる投信。
自分の会社の拠出年金ではまだ”ターゲット・デート・ファンド”は設定されておらず、選ぶこともできないな。。と思って調べてみたら、いつのまにかーゲット・デート・ファンドが追加されていました!
毎年リバランスもしてくれて、年齢とともにリスクコントロールもしてくれます。
人によっては生涯株式100%!という人もいれば、リスクは絶対とらない!という人もいると思いますので、そういう人には合わないと思いますが、デフォルト商品としてはいいと思います。
これからこういったリスク商品がデフォルトになるとしたら、国内外の株式や債券にマネーがどんどん入っていくかもしれませんね。とくに大企業の確定拠出年金が採用したら。。
そうなると市場価格(インデックス価格)がするするっと上がっていくかもしれないので、今先行して投資するいいタイミングかも。
と思ったりもします。
ただ、ターゲット・デート・ファンドの信託報酬を調べてみたら、株式や債券のインデックスファンドより少し高めなんですよね。
自分で株式や債券のポートフォリオ(投資割合)を決めて投資ができる人はそれぞれのファンドに投資、自分でポートフォリオなんて決める時間ない!という人はターゲット・デート・ファンド1本に投資、という選択が良さそうです。
(投資判断は自己責任にてお願いします。)

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