日本株は安全資産?
- 2020/12/23
- 10:00

日本株について、こんな記事が出ていました。
日本株に安全資産説
意外なようだが金利低下と低インフレ、それに低成長が長期化する「日本化現象」から本家・日本が一部で脱する兆候がある。 (中略) 投資家の不安心理が高まると上昇するのがボラティリティ。 日米の主要指標、日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)と米VIXの年間平均値を比べると13年は日本が27.4、米国が14.2だった。その後、差は縮まり今年は16日時点で日本が26.9、米国は29.5。(中略) ウイルス被害の少なさや世界の金利差消滅に伴う円相場の安定、日銀による株価下支え効果などが日本株の変動率低下につながっている。海外勢はポートフォリオ管理上のリスク低下を評価し、日本株買いに動き始めている。(12月18日 日経新聞)
最近、日本株価が上昇していますね。
”安全資産”だからなのか、どうなのかはわかりませんが、投資家にとって、日本株式に投資冥利があると判断したからこそ、買いが増えてきているのだと思います。
ただ、記事では”日本株式のボラティリティが米国株式のボラティリティを下回ったから”ということですが、日本株式のボラティリティが下がったのではなく、米国株式のボラティリティが上がったからのように見えますね。 日本株式のボラティリティの高さは今も昔も20~25%くらいなので。
一方、新型コロナのウイルスの被害が他の国に比べて少ないという点は想像以上に評価されているのかもしれません。
とはいえ、ボラティリティが20%以上もある資産を安全資産とは言えないと思いますが、これも相対的な話ですかね。。
(投資判断は自己責任でお願いします。)

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